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ジルコニア冠のシェードについて

皆様、こんにちわ、こんばんわ。

近年、ジルコニア冠が普及し需要も益々多くなりました。

当技工所もジルコニア冠の受注は多く、ジルコニアディスクについても多くのメーカーの種類を

利用して来ました。

最近では、シンタリングステイン法での着色にてシェードを合わせられるよう精進しているところです。

さて、なぜ今ステイン法による着色なのか?と言うと

メーカーディスクのML(マルチレイヤー)よりも患者様独特な色調に合わせやすく、シェードを自在にコントロール

出来るからです。

ジルコニア冠だからと言って、色を犠牲にしたくはありませんよね。

簡単にシンタリングステインの作成方法です。

①ジルコニアの設計・削り出し

②削り出したジルコニアの形態修正・小窩裂溝の付与

③ここからステイン着色です。

ジルコニア シンタリング

近遠心・頬舌の着色

ジルコニア シンタリングステイン

咬合面の着色

④この後、乾燥しシンタリングファーネスへ1500℃12時間にてジルコニア焼結。

⑤調整・研磨し、消毒を行い納品されます。

このシンタリングステイン法は熟練が必要とされ、私もまだまだ未熟ですが日々「今回は濃かった、

薄かった」など失敗しながら努力しております。

ぜひ、先生方もシンタリングステイン法によるジルコニア冠をお試しください。

なお、今回の症例は口腔内カメラによる模型レスになります。

咬合調整が微調整で済む適合性でないと、このシンタリングステイン法は使えません。削除量により色が消えてしまいます。

無調整ジルコニア冠についてもお問合せお待ちしております。

ご連絡は当社まで

有限会社D・D・LABO

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